公開講座「自分自身の終活を考えよう」

日時 2018年9月8日(土)
13:30~16:30
会場 ラフレさいたま 桃の間
目的 人生100年時代、自分の思いをかなえる終活を考える
参加者 139名

第1部 講演会「上野先生、家でひとりで死ねますか」

講師:社会学者・東京大学名誉教授 認定NPO法人ウイメンズアクションネットワーク理事長 上野 千鶴子 氏

ひとり世帯が増加している現状と、最後はみんなひとりになる可能性が高いことを、統計的な裏づけを持って説明された。どこでどう暮らすのか、どんな介護を受けたいのか、どんなふうに「終わるのか」を生前に考え、準備することが大切である。そのためには、人的環境・社会資源の活用などの情報を得ながら準備する必要がある。ひとりで生きる条件として、自己決定できること、キーパーソンを持つこと、システムを活用すること。現実は、本人の意思を尊重した支援を大切にしたいが。家族の意思が強いことが多い。
会場からの質問「先生は、家でひとりで死ねますか」に対して、力強く「大丈夫です」と応えてくださった。
埼玉県看護連盟 監事 井口かほる

第2部 シンポジウム「在宅見取りを支える訪問看護」

座長 日本訪問看護財団
常任理事 佐藤 美穂子 氏
シンポジスト 埼玉県訪問看護ステーション協会
会長 三塩 操 氏
みのり訪問看護ステーション
所長 高橋 リサ子 氏
春日部市地域包括ケアシステム推進センター
副センター長 南本 浩之 氏

座長の「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」の解説後、シンポジストから取り組み内容の発表、その後会場との意見交換会が行われました。単身世帯が増加する中、地域として、また看護職として、在宅見取りをどう支えていくか、課題が明らかになりました。

アンケート集計結果

今後希望する研修がありましたらお聞かせください。

  • ユマニチュード研修をお願いしたいです。働く人の心理、元気で働く職場にするためにはアサーション研修はありましたがNS1人1人の心の悩み心理をやわらかくする研修もっと病院NSに向けて在宅での看護介護を学べる研修する場が欲しいです。
  • 看護研究など。
  • 上野先生の講演を再度お願いしたいです。初めて先生のお話をききましたが、とても良かったです。スタッフ達にも是非きいてほしい。終活について。
  • また聞きたい。もう少しゆっくり話していただけたらと思う。
  • 村木厚子氏の講演→えん罪で頑張って来られた。仕事に対する情熱、子育てなどについて。「あきらめない」本の著書もある。今回はとても参考になる研修でした

 

連盟活動についてご意見やご要望がありましたらお聞かせください。

  • 連盟は自民党を推選しているのでは?講師が反対される意見を持っている人ではこの会の意に反している感じます。講師にも伝えておいては。本日は時間におされてしまった気がします。質問したい内容と司会者の進行の内容がくいちがいがある。質問はしたくても病院名の之、なかなか勇気が出ない。もっと質問しやすい環境がほしいです。
  • 助死師という考え方は。そういう方向に今後ますます向かっていくのだなと思った。対象の思いを感じながら援助するにはかなりのコミュニケーション技術が必要であり、そのための教育はどのように行っていくとよいのか考えさせられました。
  • とてもよい講演ありがとうございました。上野先生の講演はとても充実していました。
  • 訪問看護ステーション職員の給料をあげてほしい。
  • 上野先生のお話は、とても理解しやすく素直に聞く事が出来ました。ありがとうございました。活動ありがとうございます。シンポジストの話は、その都度担当時間内で話すと良いと思う(まとめまで)。さいごに一言ずつというのは不要。もう少し意見交換・質問の時間がほしい。