NursingNowキャンペーン(看護の力で健康な社会を!)事業「地方議員の看護体験」

地方議員の看護体験報告

当初は医療機関等への訪問を企画しましたが、コロナ禍の中、外部からの訪問は厳しく制限されています。そこで、看護職OB(プラチナナース)等が地域包括ケアの一環として自費を投入して活動している現場に地方議員と共に参加し、課題を共有する機会を作りました。主催者側の共通の課題は「運営資金の限界」です。4カ所訪問しましたが、地域の県議会議員や市議会議員の積極的な姿勢が印象的でした。

ほっとサロン むさし野

訪問日:2021年11月18日
助産師である主催者が、自宅を改造し「安心して住み続けられるまちづくり」を目指し、地域の子育て中の親子や高齢者のサロンを開催しています。参加議員(県議会議員1名、市議会議員1名)からは「利用者(母親+子ども)が自分の家のように安心して過ごしていた姿を見た。小学校区にひとつ、このような育児サロンがほしい。今後いかなる取り組みサポートが効果的であるか検討する。市の執行部に報告してその対応などについて研究・検討してもらうよう働きかける」等の声がありました。

栄養サポート みかん

訪問日:2021年11月24日
管理栄養士・看護師・介護支援専門員などが、子どもから高齢者までを対象に、地域での健康づくりや健康寿命の延伸を目指し、介護予防や食生活に関する指導・支援を行っています。参加議員(県議会議員1名、市議会議員1名)からは「今回の体験活動を通して、高齢社会のニーズを実感できた。今後の運営がスムーズに進むようサポートできればと思う。賛助会員やクラウドファンディングなどの検討も必要」等の提案がありました。

みんなの保健室 陽だまり

訪問日:2021年11月25日
住民サイドから地域包括ケアシステムに参画する「住み慣れた地域で、自分らしく最後まで暮らし続けられる」を基本的な考え方とし、草加市内4カ所で高齢者や障がい者の健康相談や居場所づくり、子育て支援などを行っています。当日参加の高齢者や若者にも役割があり、活き活きと活動していました。参加議員(県議会議員1名、市議会議員3名)からは、「世代を超えた『みんなの保健室』として活動されており、素晴らしい成果が生まれている。若年層にその存在と価値が知られていない。行政からの運営資金の支援を予算組みする」等の声がありました。

 

いきいき百歳体操

訪問日:2022年1月21日
市民団体が自主的に「いきいき百歳体操」などの活動をしていますが、活動を支援するサポーターを蕨市が養成し、現在200名余のサポーターがいます。そのサポーターの中に保健師市議会議員がいます。サポーターはボランティアで活動を支援しています。参加議員(県議会議員1名、市議会議員3名)からは「人材はあっても活動場所がないのが課題。課題解決に向けて行政との調整を行う。錘をつけて1時間ほどの体操体験でしたが翌日には筋肉痛。男性の参加者が少ないので増えるよう働きかける」等の声がありました。